炭水化物は本当に太りやすいのか?

「痩せたかったら炭水化物を摂らなければ良い。」

最近、特に聞かれるようになったフレーズで、実践している方も多いのではないでしょうか?
炭水化物ダイエットをしているあなたもまずは炭水化物について見直すべきかもしれません。

炭水化物の種類を知っていますか?


炭水化物は右図のようにグループ分け
することができます。
食事を摂るときには 「1番小さいグル
ープ」 の 「糖類」 について知っておく
と便利です。
ダイエット中の方が制限しているご飯や
パンに多く含まれるのがブドウ糖、果物
に多く含まれるのが果糖です。

果糖はブドウ糖の3倍太る!?

1日に約200kcalを余剰に摂取して10週間生活したら、果糖のグループは内臓脂肪が3倍増えた。(Stanhope.J clin Invest 2009)
こんな研究データがあります。
「ダイエット中だからご飯やパンを控えて、朝食は果物を使ったスムージーに置き換える」 ようなことをしている方はもしかしたら本末転倒になっているかもしれません。
ジュースやお菓子などに大量に含まれている 「砂糖」 は 「ブドウ糖+果糖」 ですので、太りやすいのは明らかです。

炭水化物は1日にどれくらい必要なのか?

白米であれば1合程度(350g) が1日に必要な最低ラインです。
これは 「脳や血球」 が働きを維持するのに必要な量で、特に 「赤血球」 はブドウ糖しかエネルギーとして使えないと言われています。炭水化物を悪者にして、完全に制限してしまうことは実は非常に恐ろしいことです。

でんぷん食品に注意しよう!

でんぷんは炭水化物の仲間です。 (左の写真の野菜がでんぷん食品)
おかず(副菜)として摂っている野菜がでんぷんを多く含むでんぷん食品だったら
「ご飯をおかわり」 しているのと同じになるので注意しましょう。

この記事のまとめ

  • 炭水化物は1日に350g必要。ご飯やパン・麺類を制限する前にジュースやお菓子に注意する。
  • 果物は摂りすぎに注意。果糖は内臓脂肪が増えやすい。
  • でんぷん食品は野菜ではなく、炭水化物の仲間として食事に取り入れる。

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