メンタルヘルスとエクササイズ


人間の身体は心(精神)の状態によって様々な変化をおこします。

ストレスは私達の身体にマイナスの症状を与える代表的なものだと言えるのではないでしょうか?
運動をすること(体を動かすこと)は有効なストレスケアの一つです。また、運動を続けている人は、運動をあまりしない人に比べると、ストレスに対しての対応力があることが明らかになっています。
激しい運動をするほどストレスが解消されます。
運動とストレスの関係はいわば反比例しているのです。
<気分の浮き沈み>
嫌なことなどがあっても体を動かすとスッとする気持ちになったことはないでしょうか?
有酸素運動、筋力トレーニングのどちらを行っても、緊張、疲れ、怒り、気力などのマイナスの精神状態に対して、プラスの効果をもたらすことが分かっています。
また、これらの効果は、運動を持続せず単発的に行うだけでもその効果を発揮します。
25分から60分の中強度から高強度の有酸素運動を単発的に行う実験を行った結果、気分にプラスの変化が表れることが分かりました。
また、運動を定期的に行っている人は、気分の浮き沈みが少なくなり、プラスの気分を維持しやすいことも分かっています。
<うつ病>
うつ病にかかる人は、そうでない人に比べてあまり活動的に体を動かしていないことが多いようです。
また、数年前に、アメリカ精神医学会のうつ病治療のガイドラインに「運動療法」が正式に盛り込まれたということもあり、「うつ病の治療に、運動療法は効果的」ということは、広く認められているといっていいでしょう。
会社勤めの方でうつ病にかかる人が多くなったと聞きます。これは、あくまで私の個人的な意見になりますが、仕事が忙しく、勤務時間が必要以上に長くなったことに加えて、業務のIT化で体を動かす機会が減ってしまったことも大きな原因の一つではないかと考えます。
私自身もインストラクターになる前はデスクワークをしていて、疲れてピラティスのレッスンを休もうかと葛藤の末、頑張って受けたところ身体はもちろん、頭と心もスッキリ軽く帰れるのがピラティスにハマるきっかけになりました。

PilatesPlus |ピラティスプラス

日本のピラティス情報マガジン |ピラティスプラス Web版・ピラティスのAll Aboutがここにある